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闇に取り込まれ易い生きもの。虚無に取り込まれやすい生きもの。精神とはつまり闇。光の当たっている部分をわずか外れるとそこには闇が広がっている。窓を開けよう。光を当てよう。
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だめ、ぜったい。
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できね−じゃん…
性格についてひたすら考えた。性格とはなにか?育った環境によるものなのか遺伝なのか?環境によるならばいつ影響を受けやすいのか。
結論を言うと性格とは環境によって形成されるものだ。一卵性双生児の孤児が別々の里親に引き取られると全く性格が変わったという例がある。遺伝によるものは性質であり、気質。可能性のパーセンテージが変わってくる。いわずもがな遺伝子を受け取った人間に育てられるわけだから気質をそのまま表面化する確立は高いものとなる。
乳児期に親が自分の趣味や仕事を優先し、泣いてもあやしてもらえなかったりす寝かしっぱなしにされると、ついにはあきらめて泣いたり笑ったりという感情を極端にだすことの少ない子供に育つ。
今や文字通りケンタッキーの顔となったケンタッキーおじさんであるが、奇妙なのはあの体勢である。その謎を解くためにある実験をしてみた。
身長168センチの女性を連れてきて、ケンタッキーおじさんに背を向けて立たせてみた。見事に立ちバック完成である。
飽き足らず今度はおじさんの腕にまたがり『駅弁』をさせてみた。これまたおみごと。
成り行きで監督になったオレは、タイトに首にしがみつき唇を軽く噛み、表情をつくるよう指示を出す。
老若男女に癒しを与えてきたおじさんの笑顔が、暗闇で近寄りがたい笑みを浮かべていた。
姉が壊れた。姉は芸能人だったのだが、本人のプライバシーのため詳しいことは言えないが去年から普通にOLをしている。『華やかな世界から社会の歯車の一部に組み込まれたことによる環境の変化でノイローゼ』とまわりは言うが、そうではない。同じように育てられたわけだしおれも姉ももともとその気があったのだ。おれは過去に学校に行けなくなっている。まだ克服できてはいない。姉とて好きなことに打ち込むこと、その道で活躍できたことにより発散してたもののかなり無理をしていたのだ。おれはその後悪化はしていない。おれは中学の時にすでに親に
愛想を尽かしている。
俺は駄々をこねたことが極端に少なかった。記憶にあるかぎり皆無。何かをしてほしい、何が欲しいなどと言わなくてもある程度のものは与えられた。食事の席で今日の出来事を話したことも皆無。親同士が会話していた記憶もない。母は父の3歩後ろを金魚の糞のようについてあるいてた。おれは家族に『おはよう』『ただいま』『おやすみ』を言ったことがない。父が言ってるのも聞いたことがない。母だけは言っていた子供に強いることはなかった。兄弟同士でも家の外で起こったことを話したことはない。誰と付き合いがあるのかなんて
全く知らないし興味もない。相談を受けたことも相談をしたこともない。
とはいえ表面的な会話はあった。あまり仲の良くない友達と話をする感覚かな。
俺が学校へ行けなくなったとき、3日くらい毎朝叩き起こされた。だが親が異変に気付くとほったらかしにされるようになる。1週間が過ぎた頃から父親の怒鳴る声と、母親のすすりなく声が聞こえるようになる。それがさらにおれにストレスを与える。親同士がいくら怒鳴りあったところで解決するはずはない。
本人が話をしないことには解決するはずがない。
母は言っていた。『お金があれば幸せなんてことは無いけどある程度のゆとりは必要』。おまえにおれが何を望んでいたか分かるはずがない。一日1米ドル未満で生活している人が世界に40億人いる。その子達がみんな不幸だとでもいうのか?生か死か、究極の現実の中に身を置く人間は経済的にゆとりのある生活を手に入れるまで幸せになれないのか?それを望んでいると思うのか?幸せとは合理的、論理的に計り知れるものを越えたところにあるものだ。究極の現実の中にこそ感じられる生きる喜びがあるはずだ。
おれが何を望んでいたか考えたことがあるか?