空にただ浮かぶ雲。偉人から見ればそれは無気力なのかもしれない。向かう先は風まかせ。偉人から見ればそれは自主性が無いように見えるのかもしれない。誰も私を解ってくれない。個性を示す為に黒くくすんでみても気がつけば回りも黒くなって行き無個性に辿りつく。それを疎ましそうに睨みつけてくる人々。違う。誰も私を解ってくれない。ただ誰よりも高くいたいだけ。ただ誰よりも太陽の近くにいたいだけ。やがて思いは募り黒ずんだ体から雫がつたって大地に降り注ぐ。私は雲。誰より高くいたいだけ。

それ自身は死んでいるのかもしれない。太陽が無ければ輝けない。地球の回りをただ回るだけ。ただ強大な力にねじ伏せられている。変わろうとしなければ変われない。口で言うのは簡単。私は私の精一杯を生きている。あなたから見たら余力があるように見えるかもしれない。だけど今の私にはこれが限界。どんなにもがいてもどんなに努力しても私にはどうする事も出来ない。月のように強大な力に振り回される。それが私の運命。

人に合わせる顔を持っているのがボク。ボクは大人が見たら普通のおとなしい子。さして目立たずこれといって我も通さず回りに合わせるのが得意なボク。大人には解らない人間はワタシ。その気になれば何だってできる。可能性は無限大。良い子と言われるボクはただ大人をはなから相手にしてないワタシ。解って貰おうとも思わない。大人の理屈も聞いてるフリだけしてる。大人のエゴにつき合う程暇じゃない。ワタシは忙しい。ワタシを抑えつけるのはオススメしない。だってワタシはボクじゃないんだから。

時を刻むのが時計の仕事。ただひたすら動いても気になった時にしか注意を払って貰えない。少しのズレで今までこれから働いて動いて行く道を私のように矯正される。壊れてしまえば私のように廃棄される。壊れた時計は時を刻めない。でも一日に午前と午後に巡ってくるとまってしまったその腕で一瞬を刻む事は出来る。それは静かに誰にも見られず確実に。私だって誰にも見られず結果を出している。壊れた時計のようにただ静かに。

いい感じの文やなではお邪魔致しました゛また見に来ます

それは星のなれのはて。私のように自らの重力に潰された悲しい結果。巨大になりすぎたその姿。止める事も出来ずに。壊れてしまったその歯車は、ブラックホールさながらに身近にある物を飲み込んで行く。それに何の意味があるのか解るよりも先に現実が押し迫ってくる。ある物すべてを飲み込んで暮らして行く。だから私はブラックホール。

それは星のなれのはて。私のように自らの重力に潰された悲しい結果。巨大になりすぎたその姿。止める事も出来ずに。壊れてしまったその歯車は、ブラックホールさながらに身近にある物を飲み込んで行く。それに何の意味があるのか解るよりも先に現実が押し迫ってくる。ある物すべてを飲み込んで暮らして行く。だから私はブラックホール。