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【わんわんビーグル再び】
ルビーが貰われていった次の日
『ルビーが1晩中吠えたので返品したい』との連絡がありました
なんだかおかしぃ
ルビーは、家の中にいれば吠えないはずなのに
ルビーを今どこで飼ってるか聞きました
玄関でゲージに入れて飼ってるとの答えでした
はぁんルビーはゲージが恐いんだ
つまり
ゲージから出してあげれば吠えなくなるはず
でも
おっちゃんはゲージから出してはくれませんでした
何を言っても
『返品したぃ』の一点張りでした
多分
返品したい理由は
それだけぢゃなかったんだと思います
年寄りルビーが思ったよりかわいくなかった
こんな理由なんだろうなって思います
老犬は
子犬みたぃなかわいさはなぃですし
若い犬よりもずっと手がかかります
おっちゃんのイメージしている『犬』ではなかったんでしょうね
ルビーはとってもなついていましたし
おっちゃんも優しそうな人だったので
できることなら上手くやってほしかったんだけど
仕方ないことなのかもしれません
おっちゃんには、その器がなかったんですから
『今すぐ取りにきてくれ!』
と、おっちゃんはしつこく言ってきましたが
結局、ボランティアさんの車の手配がつかず
3日後にルビーを引き取りに行くことになりました
【さよならルビー】
ルビーの里親さんは
ベンツに乗った恐面のおっちゃんでした
でも
とっても目は優しかったです
昔、ビーグルの子犬を飼ったんだけど
1週間で盗まれたらしく
『なんだかあの時の犬が戻ってきたみたぃですね』
と言ってました
ルビーがお茶菓子を覗き込んできたので
『こりゃ!(・o・)』
と怒ると
『いぃよ 一緒に食べようね(^-^)』
と、ルビーに分けてあげていました
『ルビーは1匹で不安になると吠えちゃうかもしれません』
と伝えると
『いぃですよ 吠えたら会社に連れていきますから(^-^)』
と言ってくれました
ほんとに優しそうな人で
安心できました
ルビーもとってもなついていたので
ますます安心できました
ルビーは、大人しくおっちゃんに抱かれて行きました
ルビー、元気でね
お別れも3代目になると
少し余裕ができました
だって
アニーもサンタも
あんなに幸せになれたんだから
【ルビーとぉ父ちゃん】
なぜか人間と遊ぼうとしなかったルビーが
初めて、しほ丸と遊ぶようになった日のお話です
『ルビルビルビルビルビー(ノ・o・)ノ』
と、しほ丸が追い掛けると
ルビーは、楽しそうに逃げ回ります
逆に
『ルビルビルビルビルビー(ノ・o・)ノ』
と、しほ丸が逃げると
ルビーは、これまた楽しそうに追い掛けてきます
『見て見てルビーが遊ぶよ
(・o・)』
しほ丸がぉ父ちゃんに報告すると
『そんなん、別にいぃよ(・。・)』
と冷めた反応
『ぉ父ちゃんも、やってみ(・o・)』
と、勧めても
『そんなん興味なぃよ(・。・)』
と、かわいくなぃ
結局、ルビーと遊ぶことなく自分の部屋に行ってしまったぉ父ちゃん
しかし
しばらくすると
ぉ父ちゃんの部屋から
ドタバタドタバタと音が
ん〜
怪しい…
そっとぉ父ちゃんの部屋に忍び寄り
一気にドアを開けました
慌てて振り向くぉ父ちゃんとルビー
部屋の真ん中で二人でつっ立ったまま…
『なぁにしてんのぉ?(・o・)』
と、ちょっといぢわるな質問をしてやると
『なんにもしてないよ(・o・)
』
と、なぜか激怒
そして
そのまま、ルビーを引きつれてベッドに潜ってしまいました
ほんと、かわぃくなぃ
【サンタが噛んだ】
無事に里親さんに貰われていったサンタ
でも、しほ丸は1つだけ気になってる事がありました
サンタが貰われていく時
里親さんのお母さんが嬉しそうぢゃなかったこと
お母さんは、サンタを気に入ってないのかなぁ?
そぅ思ってました
そんな時、お母さんから電話がありました
『あの〜、今日サンタが噛みまして…』
ありゃ(_゚゚)
きっと返品だ
『やっぱり返します』
そんな次に出てくるだろう言葉を予想して、身構えました
ところが
次にお母さんから出た言葉は
『どうしたらいぃんでしょうか…』
こんな言葉でした
サンタを返すのではなく
サンタを治す方法を聞いてきてくれた
それがとっても嬉しかったです
このお母さんはサンタと一緒に生きようとしてくれてる
サンタとうまくやっていく方法を模索してくれてる
しかも
サンタが噛んだのは
耳の中の毛を切ってた時だそうです
耳の毛を切るといぅ行為は
なかなか誰もがする行為ではありません
お母さんは、ちゃんと面倒みてくれてました
そして、その時、初めて理解できました
サンタを引き取るときに
お母さんが笑わなかった理由
お母さんは
『犬を飼う』という事の責任の重さを
しっかり分かってたから
笑わなかった
聡明で素敵なお母さんです
【ルビーのシッポ】
うちに来たばかりのルビーは、
シッポをキュンと内側に巻き込んでいた
1日中ずっと
ご飯の時も
おやつの時も
散歩の時も…
別になついてないわけでもなぃのに
シッポは内側にキュン
ルビーはシッポが動かないんぢゃなぃの?
そぅ思ったくらぃ
でも、日が経つにつれて
ルビーのシッポは少しずつ少しずつ角度を上げていった
ほんとに少しずつ少しずつ…
1か月くらぃ経って
やっとルビーのシッポは完全に上がった
一種のバロメーターみたぃでおかしかった
ていうか
来た頃にあんなにシッポ丸め込んでいたくせに
今や、シッポをピンと上に向けて
ご機嫌にフリフリして歩き回っている姿が
なんだかちょっと生意気に思えてきて
思わず、歩いてるルビーにイタズラしたくなった
エィや(・o・)
歩いているルビーの足を引っ掛けて
こかす
ズベン
年寄りルビーは、見事にこける 笑
うほほほほ(・o・)
それを見て大喜びのしほ丸
そして
お母ちゃんに怒鳴られる
『こらなんてことすんの
』
慌てて逃げるルビー
いやいや
お前が怒られたんぢゃないから
【茶々が消えた】
庭につないでいたはずの茶々が消えた
茶々がいるはずの場所には
食いちぎられた紐と
踏み荒らされた大量のうんちだけが残っていた
あちゃ〜(ノ_・`)
こりゃ、えらいこっちゃです
茶々は走っている車に飛び付いていく癖があるので
余計に心配です
慌てて茶々を探しに行こうと玄関を出かけた
その時です
『おたくのわんちゃん預かってますよ♪』
との電話がきました
おぉ神様
ほんと、迷子札付けててよかったです
そして
急いで茶々を保護してくださったお宅に行き
ピンポンを押すと
出てきましたよ
超ハイテンションの茶々が
しかも家の中から
『すんません、家にまで上げていただいちゃって(・_・`)』
しほ丸が謝ると
『いぃんですよ♪とってもかわいかったですから(^-^)』
と、なんとも優しいお言葉
ほんと、いい人でした
結局、いっぱぃ『ごめんなさぃ』言って
無事に茶々を連れて帰ったのですが
帰ってから思い出しましたよ
踏み荒らされた大量のうんちの存在を
茶々
お前、その足で家に上げてもらってたんだよな
あちゃ〜(ノ_・`)
【ルビーの過去】
『お前、なんでこんなことになっちゃってるのよ笑』
目の前でシッポフリフリのルビーに
しほ丸はよくこんな質問をしていた
そぅ、そんな疑問が湧いて出てくるほど
ルビーには、かわいがられていた形跡があった
外飼いが一般的なビーグルのくせに家飼いなところ
人間に対する警戒心がないところ
人間のベッドに潜り込んで寝るところ
お散歩の時間が長いところ
躾けがいき届いているところ
きっと、暖かい家庭で大切に溺愛されて幸せな時間を過ごしていたはず
なんでこんなとこにいるの?
なんでこんな痩せ細っちゃってるの?
なんでお前は探してもらえないの?
恐いだろう…不安だろう…
かわいがってくれたお前の飼い主は、
助けにきてはくれなぃのか?
お前は、どこでどんな風にどんな理由で捨てられた?
捨てられた時、飼い主にはちゃんと泣いてもらえた?
ねぇねぇ、ルビー
答えてよ
ルビーと話がしたぃ
【犬社会の掟?】
うちの近所には、とっても大きい黒ラブがいます
どっしりと落ち着き、賢く温厚なその黒ラブは
近所でも有名なお利口さんです
どんな犬にも優しく
この辺の犬達は、みんな黒ラブを慕い、なついています
ルビーも犬社会に仲間入りさせるために
この黒ラブの家に挨拶に行かせました
他の犬同様に新入りルビーを優しく迎える黒ラブ
うんうまくいった(・o・)
と思ったその瞬間です
ブリブリブリ
なんということか
ルビーのバカが
黒ラブの家の前に
でっかぃうんち
それを見た瞬間
普段、あんなに大人しぃ黒ラブが
バウバウバウバウ
あぅ(・o・ノ)ノ
怒りよりました
ていうか、怒るんやぁ
それからというもの
二度と黒ラブに仲良くしてもらえなかったルビー
自業自得
【変な特技】
茶々には、おもしろい特技があります
その名も
『茶々落とし』
どんなに大興奮で大暴れしていても
無理矢理抱き抱え
キュッとすると
コテッて寝ちゃいます
しかも、そのままスヤスヤ夢の中
かわいぃ!(・o・)
この特技が本当にかわいくてかわいくて
茶々は、一日に何回も色んな人に
この『茶々落とし』を食らわされています
そうこうしてるうちに
茶々は自分で抱かれると寝ちゃうことに気付いたのか
抱かれるのを嫌がるようになってしまいました
でも
所詮、子犬の力
どんなに抵抗しようが
やっぱり無理矢理抱かれて
コテッ
いったぃなんなんだろ?
子犬ってみんな、こんなんなのか
【幸せな生き方】
水の都 大阪
そんな大阪の下町にかかる小さく汚い橋
そこに1軒のダンボールハウスがあった
他を寄せ付けない異質な空間
鼻を塞ぎたくなるような異臭
ここの家主であろう恐ろしい目付きの爺さんは
通行人をまるで敵視するように睨み付ける
そんな爺さんの傍らに
1匹の老犬が横たわっていた
その犬は
老犬と認識するには時間がかかるほど
薄汚れ、衰弱しきっていた
大きく灰色の体は
肋骨が浮き出て
その骨と骨の隙間は
皮膚病なのか床ヅレなのか
えぐれた身が朽ちていた
気持ちが悪い
これが正直な感想だった
でも、なんだかその犬が気になって
私は毎日その橋を見に行っていた
ある時
『ちゃんと餌あげてるのかしら?かわいそうに』
とヒソヒソ話す通行人とすれ違った
『もぅ、あの犬はご飯なんか食べられませんよ』
そう言ってやりたかったが言えなかった
またある時
爺さんが恐る恐る自分の毛布を犬にかけている姿を見た
爺さんは椅子に座って寒そうにしていた
そんな日が数週間続いたある日
いつものように橋のところに行くと
爺さんは独りでポツンといた
犬の姿はなかった
ぉ爺さん
あなたの犬は
とっても幸せだったと思います
哀しげな爺さんの背中に
心の中で声をかけた
【ルビーの宝物】
ある日、会社から帰ると
ルビーの顔が変だった
いつもより丸っこくて
何か無理してる顔
ぉ母ちゃんいわく
口に骨付き唐揚げが入ってるらしぃ
もぅかれこれ2時間ほどその状態とのこと
いやいや、いくらなんでもおかしぃでしょ
きっと口に挟まって取れなくなってるんだろうと、思い
ルビーに『出しなさい(・o・)』と手を差し出してみた
出さない
やっぱり取れなくなってる!ということで
ルビーの口をこじ開ける
すると
『アゥ』
と、意図も容易く唐揚げが落ちてきた
慌てて唐揚げをお腹の下に隠すルビー
ほほぅ骨付き唐揚げが大き過ぎて食えないんだな(・o・)
唐揚げを小さくしてやろうと手を出すと
今度はなんということか
『アワワワァン』
と抵抗しやがる
腹が立つので
『こりゃ!(・o・)』
と無理矢理奪い取ってやった
慌てて奪い返すルビー
んで
ゴクン
ゴクン(・o・ノ)ノ
飲み込みやがりました
バカデカぃ唐揚げ1個
しかも骨付き
その日の夜は、恐くて恐くて眠れませんでした
ちなみにルビーは
翌日、
粉々に砕けた骨混じりのウンチを
とっても痛そうにしてました
メデタシメデタシ
【老人ボケ】
ルビーは『賢かった犬』だと思います
その証拠に
ルビーは『こら!』という言葉に敏感に反応します
そして
『こら!』と言われたことについては、二度としなぃ
ように努力してます
しかし、老犬ルビーには限界があるようで
おしっこだけは、どうしても我慢できなぃみたいです
家の中でおしっこしたらいけないのは
とってもよく分かっているんだけど
我慢できずに
ジャジャジャジャーー
んで、逃げる
一目散に…
まぁ、こればっかりは仕方がなぃことなので
きつくは叱らないようにしてるんですが
ただ1つだけ、お願いがあります
頼むから逃げるのは
おしっこを終わらせてからにしてくれ
ルビーのおしっこの跡は
ルビーが粗相をした場所から
一度右往左往し
寝床まで続く
掃除が大変だわ
【保護された時のサンタ】
http://i.tls.org/p/pipic/p.cgi?p=1bbeDstb8ITgcJ1
恐
長い毛にはうんちや泥が絡み付き
仕方なく裸ん坊に
【うちに来た頃のサンタ】
http://i.tls.org/p/pipic/p.cgi?p=1bTMbQgcBdwaYJ1
里親募集用に撮った写真
かわいく撮らなきゃなんないのに
何回撮ってもかわいくなぃ
【心を開いたサンタ】
http://i.tls.org/p/pipic/p.cgi?p=1bfohtU7IL-MgJ1
ある朝突然サンタの目が変わった
理由は分からないが
性格も変わった
【アニーからの便り】
アニーが貰われていってから半年が経った頃
アニーの里親さんから手紙がきた
アニーが貰われていってから起こった色んな事が
1つ1つ日付を付けて書いてあった
アニーは、とっても大切にされていた
毎月のように健診に連れていってもらっていて
歯石取りまでしてもらっていた
それから、アニーのしでかした悪戯も書いてあった
アニーは庭履きを集めては食いちぎってるらしぃ
ボロボロにされた庭履きの写真が添えられていた
あと、アニーは嫉妬もするらしぃ
先住犬の毛の手入れをしていると
アニーは決まって邪魔しにくるらしぃ
うちにいる時は、いつもどこか遠慮深げだったアニー
悪戯なんてしなかったし
自己主張もしなかった
落ち着いていて、賢くて、
弱々しく、悲しい犬
それがうちにいた時のアニー
最後に1枚の写真があった
落ち着いた風格のある先住犬の後ろから
ひょっこり顔を出している
子犬のようなイタズラっ子顔のアニー
『アニー』
この名前を付けた時のことを思い出した
よかった
アニーは、きっと
これからずっとずっと
幸せ
最後のひと時まで
彼女に幸せあれ
【さよならサンタ】
急遽、貰われていくことになったサンタ
精神的にまだまだ大人になりきれないしほ丸は
貰われていくと分かってから
里親さんの女の子に冷たくしちゃったかもしれません
サンタ…お別れになっちゃった…
最後にサンタを抱き締めて
『ばいばい』って言ってあげたかったんだけど
何にも分かってないサンタは
ちっとも大人しくしてくれない
女の子と遊びたがって
『イヤイヤ』ばっかり
そのまま時間が過ぎて
結局、ゆっくりお別れできないまんまに
サンタが行ってしまう時間になった
女の子にくっついて嬉しそうに車に乗り込むサンタ
ほんと、何にも分かっちゃいなぃ
『サンタばいばい(・o・)』
と、車のドアを閉めた
その瞬間
車の中で女の子に夢中だったサンタが振り返った
そして、急に大暴れするサンタ
普段鳴かないサンタが
車の窓にしがみつき、ギャンギャン吠えた
サンタは、しほ丸達も一緒に行くと思ってたんだね
やっと自分の立場を理解したようだけど
もぅ遅いよ!バカ!
バカバカバカ!サンタのバカ!
だから、ちゃんとお別れしたかったのに!
ほんとにバカ!
バカサンタ…
涙がポロポロ溢れてきた
そして、そのまま
たくさんの思い出だけを残して
サンタを乗せた車は消えていった
【お見合い】
『うわぁかわいぃ
』
女の子は会うなりサンタに抱きつきました
えー!かわいくなぃぢゃん(・o・)
裸ん坊サンタは、お世辞にもかわいぃとは言えない見た目
なのに『かわいぃ』なんて言われ、サンタは大喜び
なんだか初めて出会ったとは思えないほど二人は意気投合
そぅ、その日はサンタの里親さんとのお見合いの日でした
引き取る前に、サンタがどんな犬かを見に来たのです
ちなみにサンタの里親さんは
中学生の女の子と、そのお母さん
一緒にお散歩に行ったり遊んだり
その日は、とっても楽しい1日でした
そして、夕方になり女の子が帰る時間になりました
すると、女の子が予想外のことを言い出したのです
『連れて帰りたい!』
やだ!(・o・)
しほ丸が思わずそう口走ってしまう前に
お母さんが口を挟みました
『だめ!今日は見せてもらうだけって言ったでしょ!』
そぅ!そぅだよ!今日は見にくるだけだったぢゃん!(・o・)
でも、女の子は
『私、ちゃんと面倒みるから!』
と、必死にすがりつく
サンタにぴったり抱きついたまま…
なんだかね
そんな姿を見せられますとね
柄にもなく優しい気持ちになっちゃいまして
言っちゃいましたよ
『あはは 連れて帰っていいですよ(・o・)』
あはは…泣
しほ丸のバカ
【ん?聞こえる?】
耳の聞こえない犬
茶々
そんな茶々について
最近になって分かったこと
『茶々には拾える音がある
』ということ
カエルのモノマネにもヤギのモノマネにも反応しないが
ウマのモノマネには反応する
ウヒヒヒーン(・o・)
つまり
茶々は、極度の高音は聞き取れるんだ
というわけで
ウマのモノマネを応用してみました
チャチャチャーン(・o・)
反応する
もぅ、家族全員嬉しくなっちゃって
みんなで大合唱
チャチャチャーン(・o・)
チャチャチャーン(・o・)
チャチャチャーン(・o・)
まさにキチガイの家
そして気付く
男のぉ父ちゃんには
茶々を呼べない
チャチャチャーン低
【サンタの家】
預かりボランティアをして
嬉しいなって感じる瞬間の1つは
犬が初めてうちの家を認識した瞬間です
散歩から家の近くまで帰ってきた時に
自ら進んで門に飛び込んでいく姿は愛しくてしかたないです
『そうかぁここはお前の家なのか
』
なんだか、その瞬間やっと犬に認めてもらえたように感じます
ところで、まだまだ意地っ張りサンタくんですが
なかなか家に飛び込んでは来てくれません
そんなある日のこと
夜中に初めて家の前でサンタを放して遊ばせてみました
案の定、一人でドンドン遠くまで行ってしまいそうになるサンタ
『サンタ!帰るよ!(・o・)』
と呼んでもガン無視
腹が立つので
『帰っちゃうからね!(・o・)』
と、帰る振りしても
一瞬振り返るだけでやっぱりガン無視
まるで『どうせ帰らないくせに』と見透かされてるよう…
もぅ!こうなったら本気で帰ってやる
とばかりに、本当に門を閉めてやりました
すると、なんてことでしょう(ビフォーアフター風)
門が、あと20センチで閉まる!というその時
あのサンタが見たこともないくらぃの猛ダッシュかましてこっちに向ってくるんです
そして
もう残り10センチになろうかとしている門の隙間を
強引にこじ開けて家に飛び込んできたのです
勝ったo(・o・)o
『ほら!人間様をナメんなよ(・o・)』
とか、サンタの頭をこつきながら
相当、嬉しかったりしました
【執念深い犬】
サンタが噛まなくなって1か月ほど経ったころ
サンタは、また噛みました
被害者は
ぉ父ちゃん
ただ、今回は理由がありました
ぉ父ちゃんに危ないことされて
恐かったから噛んだ
そんな立派な理由がありました
でも、どんな理由があっても噛むことは許されない
だから、『サンタごめんね』と思いながら
ぉ父ちゃんはサンタを厳しく叱りました
しかし!
サンタは、こちらが思っていたより手強かった
一旦、服従して大人しく叱られていたようなので
すっかり油断して
『サンちゃ〜んかわいちょうにね〜
(・o・)ヨチヨチ』
と、ご機嫌とりにいったしほ丸の鼻に
ガブッ
イダィ(p_q)
なんで、しほ丸噛むねんρ(`・o・)
しほ丸、完全無実やんけ
八つ当りもいいとこだわ
ちなみに
サンタはその日から1週間ほど
ぉ父ちゃんにだけ『ガウルルル』する子になりました
ほんと
男のくせに執念深い犬(・。・)
【コチョウラン】
我が家には
ぉ父ちゃんの宝物があります
大量のコチョウラン
ぉ父ちゃんが20年以上少しずつ株分けを繰り返し
大切に大切に育ててきた小さな小さな花たちです
毎晩、ピンセットでナメクジ取りをして
台風なんかの日には、コチョウランが心配で
会社から飛んで帰ってきます
うちらには、まったく理解できなぃものですが
とりあえず、お父ちゃんには何より大切なものらしぃです
そして
そのコチョウランを壊滅させたのが
何を隠そうルビーです
しほ丸が、お出掛けから帰ってくると
ルビーがコチョウランの鉢に埋もれ
楽しそうに食い荒らしておりました
『だはははは(・o・)』
えぇ、結構笑える光景でしたよ
まぁ、笑っているのもなんなので
『ルビーがコチョウラン食った(・o・)』
と、とりあえずお父ちゃんに連絡しときました
すると
血相変えて帰ってきましたわ
仕事抜け出して
すっかり、ぶちギレると予想してましたが
当たり処がないもんで
大人しく片付けておりました
ルビーよ
きっと、もぅお父ちゃんには可愛がってもらえないかもしんなぃけど
あきらめなさいねヨシヨシ
そんな楽しいルビーとの思い出です
【虐待の傷跡】
サンタは、怒ってもまったく動じない
けっこう強めにポカンしても
ケロッとしてる
こいつ、いぃ度胸してやがる(・。・)
ところが
ある日、サンタとジャレついて遊んでいた時のことです
サンタのアホが、あまりに強く噛み付いてきやがりまして
『アイタ(`・o・)ノ』
と、思わず大きく手を振り上げてしまったのです
その時、サンタが見せた反応は
しほ丸にとって、忘れられない光景となりました
手を振り上げられたサンタは
遊ぶのをピタッと止めたかと思うと
ガタガタ震えながら
人間の一番喜ぶポーズをして
聞いたことのない鳴き声を喚くのです
『キャワァァァワワンキャワァァァワワン
キャワァァァワワン
』
まだ、何にもしてなぃのに…
手を振りかざしただけのしほ丸の顔を
必死で目を見開いて見つめたまま…
その目は
攻撃の目でもなく
抗議の目でもなく
恐怖におののく目…
正直、犬の命乞いなんて
その時、初めて見ました
そうか…そうだったのか…
サンタ…お前は
痛みを感じない犬なんかではぢゃなく
いい度胸している犬なんかでもぢゃなく
普通の犬が普通に叩かれる痛みなんかよりも
ずっとずっと痛い痛い恐怖を知ってしまってたんだね
【わんわんクラブ】
しほ丸のご近所では
『わんわんクラブ』たるものがあります
午後3時になると
一部のクラブメンバーが集まり
みんなでお散歩
わんわん大行進が始まります
茶々も特別非公式会員として
仲間に入れてもらえることになりました
お友達がいっぱぃで大喜びの茶々
しかし、その様子がおかしくてしょうがない
その日のメンバーは
チワワが1匹
ロングヘアーダックス2匹
シーズー1匹
コッカスパニエル1匹
みんなお上品な血統証付きの紳士淑女
茶々だけ、スットボケの雑種
しかも、子犬といっても
誰よりも図体の大きな茶々は
結構、迷惑がられていました 笑
そんな雰囲気など、まったく理解してなぃ子犬の茶々は
それでも、みんなに遊んでもらおうと
いろんなわんちゃんに飛び掛かっては
『ギャウゥウ』と叱られて…
飼い主さん達の笑いを一身に集めてました
なかなか、いいセンスしてますよ彼
今度は、大きな犬もいる時に参加しようね♪茶々
【手加減の分からない犬】
人間と遊ぶの大好きな
やんちゃ坊主サンタは
一日中、人間の足にジャレついています
それだけなら、たいして問題なぃんですが
サンタの場合…
そのジャレつきが痛いのなんの
足に絡み付いて、ガジガジ噛み付いてくるんですが
内腿なんか噛まれた日にゃあ
そりゃもぅ飛び上がるほどです
アイタタアイタタ
(・o・ノ)ノ
飛び上がりながら痛がる人間の姿が
これまたサンタにとっては
おもしろくてしょうがなぃようでして
日に日にエスカレートしていくジャレつきに、ほとほと手を焼いておりました
まぁ、サンタにしては手加減してるつもりなんでしょうけど
とりあえず、よその子供にこれをやられてはいけなぃので
教育です(`・_・)σ
サンタが痛いことをしてきたら
同じくらい痛いことを仕返す
よく犬社会である教育を真似してみました
ところが
痛がるどころか
余計に興奮して、さらにガジガジが強くなってしまったサンタ
はぃ、全く逆効果
サンタは痛いのを感じないのか?(゚_。)
【サンタの芸】
サンタは、もともとちゃんと飼われていた犬なので
始めからちゃんと躾けができています
トイレトレーニングも完璧ですし
『おすわり』も『お手』も『待て』も始めから完璧です
そんな中でも
サンタが一番得意の芸は
俗に言う『ちんちん』
シーズーのお尻の大きさをうまく利用して
素晴らしく安定した『ちんちん』を披露してくれます
サンタは、『ちんちん』をすれば人間が一番喜ぶのを知ってます
おやつを貰う時は
何も言われなくても
『ちんちん』します
と、ここまで書いたのはいいのですが
『ちんちん』『ちんちん』と連呼してる自分が
ちょっと恥ずかしくなったので
この辺で
【うちにいた頃のアニー】
http://i.tls.org/p/pipic/p.cgi?p=cdCk2mMiN1xxoJ1
拾われたときに
毛が絡まっていたので
ザンギリカットにされてます
【アニーからの便り】
アニーが突然行ってしまったあの日から
しほ丸の心にはウヤムヤが消えませんでした
しほ丸はアニーを裏切った
アニーは、人間からの2度目の裏切りを
どう感じたんだろう…
一度は捨てられて
勇気を出して、もぅ一度信じたしほ丸にも
また手放され…
ひょっとして
アニーは、もぅ人間を信じるのをやめてしまうんぢゃなぃか
そんな不安が残ってました
そんな日が1週間ほど経った頃です
ボランティアさんを通じて
アニーの里親さんから便りが来ました
内容は
アニーが、貰われていった日から2日間ごはんを食べなかったことや
先住のわんちゃんとは、うまくやってることとかでした
そして
最後にこんな言葉をいただきました
『今では、昔からいるような顔して、ほんと堂々たるものですよ 笑』
へぇあの臆病アニーがね(・o・)
なんだか、心に残されたウヤムヤが
一気にスカッと晴れました
いつも、どこか遠慮深げだったアニーが
今では
昔からいるような顔して?笑
へぇ〜(・o・)
『アニー、幸せそうだってよ(・o・)』
なんだか、とっても嬉しくなって
思わず、隣ででふて寝中の可愛くない犬(サンタ)をこつきました
『ガウッ』
(・o・ノ)ノ
【事件です】
ピンポンピンポンピンポーン
玄関のチャイムが、けたたましく鳴る
インターホンで出てみると
尋常じゃない叫び声が…
『お、おたくの犬が
首吊ってます』
はぃ?
首吊ってる(゚_。)
なんのこっちゃと思い、
玄関から出てみると
おぅ(・o・ノ)ノ
ほんまに首吊ってるぢゃん(_゚゚)
外に紐でつないでいた茶々が
玄関から道路に飛び降り
宙ぶらりん
通りがかりの人に
首が絞まらないよう
必死でお尻を押さえてもらって
なんとか生きておりました
結局、その人にも助けてもらい
茶々救出
ご迷惑おかけしました ごめんなさぃごめんなさぃ(._.;)
平謝りの家族をよそに
当の本人は
なんだかテンション上がってしまったようで
大はしゃぎ
命の恩人が帰ってからも
まだまだハイテンションの茶々に…
あまりに腹が立つので
頭こついておきました
『こりゃ(・o・)』
シッポフリフリ
【アニーの里親さん】
アニーの引き取られていった里親さんは
ゴールデンレトリバー大好きの老夫婦です
犬が好きで好きで大好きなあまり
趣味でドッグトレーナーの資格までとってしまったくらいの愛犬家です
犬用に広い芝生のお庭を作り
ちゃんと柵もつけて
放し飼いにしてくれるそうです
最近、2匹飼っていたゴールデンのうち1匹が死んでしまい
ご自身の年令を考えた上で、
敢えて新しい子犬を飼わずに
大人のアニーを飼うことにしたそうです
ちゃんと自分が元気なうちに面倒を見れることを考えての決断だそうです
お庭には、あちこちに蚊取線香を吊してくれていて
あちこちに水飲み場と日陰も作ってあるそうです
トリマーの資格はなぃけど
トリミングが上手で
ご近所のゴールデンはみんな、そこのおばさんがカットしているそうです
アニーが行く前から
ちゃんと道具も揃えてくれていました
アニーがいなくなって、しほ丸はとっても悲しいけれど
そんな里親さんのところなら
アニーは、きっと幸せに可愛がってもらえるだろうね
【バカ犬】
しほ丸の家の玄関は
道路から階段を上ったところにあります
家族が外から帰ってくると
大概の犬は
玄関から道路を覗き込んでお出迎えしてくれます
ところが
バカ犬ルビーだけは違いました
しほ丸が外から帰ってくると
ルビーは玄関から
落っこちてきました
いやいや、まぢで
しかも
結構、高さあるんですよ
人間でも飛び降りれないくらい…
死んだな
そぅ思ったくらぃですから
結局、謎の自殺を図ったバカ犬ルビーは
鼻の頭と
肩を擦り剥きました
【サンタ人形】
人間大好きになったサンタは
おもちゃも大好きになりました
その中でも
サンタが気に入ったおもちゃといえば
サンタ人形
マクドナルドで貰ったサンタそっくりの犬のぬいぐるみです
サンタは、サンタ人形が自分に似てると
知ってか知らずか
ブンブン振り回し
ガジガジ噛んでます
お散歩に行くときは
いったん玄関まで行ってから
慌ててサンタ人形を取りに戻ってきます
そしてサンタ人形をくわえたまんま散歩に行くのです
しかも、サンタは必ず
最初の電信柱でサンタ人形を落っことしてきます
なぁんか人間の子供みたぃだなぁ
へんてこりんな犬