4年間の放浪記
2204

実話です(俊彦)
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0009.2-4(@俊彦(★))2004/05/23(日)14:15

休憩室で話しを聞いた。

マコトのやった事は本人が知らないだけでカラオケで帰された奴から電話で連絡が入って途中まで全部知ってたらしい。ただオレが仕返しに行った時の状況でなんとなく何が起こってるのか判断できたらしく、マコトに少し痛い目にあってもらいたくなにもしなかったとの事だった。

それからまた1週間くらいしてから

手はだいぶ動くようになっていた。医者は止めるが生活する分には支障は無い感じがする。三角帯外れたら退院しようと思っていたその日…マコトが奥さんと一緒に病院に来た。

さすがに病院では暴れないだろうと思ったのでそのまま病室で話しをしていたが内容が気まずくなってきたので外に出て話をしていた。

マコトがオレに言った言葉。

『早く退院してくれ。お前は絶対逃がさない』

その日の夜荷物を持ち出して病院を脱走した。キャッシュカードがあればしばらくなんとかなるから…

どこへ行こうか考えた結果は結婚式の次の日の朝『またここに来てね』と言った子の地元…マコトの地元でもあるが広いから見つからないはず。

とりあえずまだ折れたままだから何もできない。あの子を探してみようと思った。


0008.2-3(@俊彦(★))2004/05/23(日)14:02

ドアを蹴飛ばした。もちろん家の中からマコトが出てきた。後ろで奥さんが子供を抱いて驚いた顔でこっちを見ている。

『てめぇなに考えてる』

もうこれでコイツとの関係は終わり。自分の友達とも付き合いは続けて行けない。

今ここで昨日からの出来事言ってやろうか?と言ったらぶちギレて吹っ飛ばされた。

体中が痛いだけで自分がそう暴れたのかわからない。ただ自分の中で『もうどうなってもいい』ただそれだけだった。

自分の中で何かがはじけた。真っ白…覚えてない。ただ気がついたらマコトがピクピクしている。今度はオレの右手からも心臓の音がする。折れたらしい。

近所の人に警察を呼ばれそうになった。でも止めたのはなぜか奥さん。理由はわからない。自分の旦那をやられたのに普通なら自分から呼ぶのが当然。

マコトをそのままにしオレは帰ってくれと奥さんに言われたのでなんとか車で帰った。何回か事故りそうになりながら。

次の日は病院へ行った。もちろん入院。

左腕に鋼線を通され右手にも金物が入った。それから3日経ってから意外な人がオレの見舞いに来た。

マコトの奥さんだった。


0007.2-2(@俊彦(★))2004/05/23(日)13:50

昼間と言う事も有り場所が場所だけにとりあえず喧嘩にならずに済んだ。

ただ問題はその日の夜だった。

場所は港のそば。行くのはオレ1人。相手はマコト含めて4人。

マコトが最初に言った言葉

『お前わかってんだべな』

今回の事に関しては知らないと言ったと言ったが聞き入れる様子は無い。

3人…マコトは最初は手を出さない。結婚していて子供も居るので自分の顔が殴られるのを極端に嫌う。

やられた。ボコボコに。反抗して何回か反撃はしたけど勝てるわけが無い。押さえられて終わり。左腕折られて前歯3本折られて…ボロ雑巾みたいに横たわってた。ただ最後にマコトが言った言葉だけが耳に残っていた。

『これで終わらねぇからな』

2時間経っただろうか。体中痛い。左腕や前歯、切れた所あちこちが心臓の音がする。

車にあった荷造り用の紐。オレを殴った時に折れたような棒きれ。とりあえず腕は固定できる。

マコトの家に行こう・・・

マコトの家に向かった。


0006.孤独(@俊彦(★))2004/05/23(日)13:38

結婚式の次の日地元に帰ったオレは電話の音で目が覚めた。

『マコト』

喧嘩の強い友達からだった。内容は『昨日お前に預けてあった結婚指輪返してもらうの忘れたから持って来てほしい』だった。

その昼車で一時間かけて昨日の場所まで行った。

予定場所に着いてから10分もしないでマコトが来てオレの車で話しをしていた。

マコト『悪い ほんとならオレ行かなきゃならんだけどバイトあるから往復したら間に合わない』

マコトに昨日の事を聞いてみた。

あの女暴れるし騒ぐし泣くわでなんもできんかった。

それを聞いて安心したんだけど最後にマコトの言った言葉がオレをキレさせた。

『あの女の家の場所覚えたから捕まえて今度こそヤルからお前も手伝え』

できるわけがない。でもこいつならやりかねないから言った言葉が『やるなら自分一人でやってくれ。こんな付き合いばかりならお前には付いていけない』

もちろんマコトはキレた。なんせ少なくともオレ達の前では今まで自分の思い通りにいかなかった事なんてただの一度も無い奴。

オレが怖いのはこいつが喧嘩強いからじゃなくてマコトの人脈。声かけたら何人集まるかわからない。

中にはヤクザ絡みの奴も居る。たぶんオレの友達もみんなマコトの味方をする。でも今回の事に関してはオレも退く気はさらさら無い。


0005.1-6(@俊彦(★))2004/05/21(金)22:24

『どうして私って男運無いのかな。いつも見た目だけで選んで失敗ばかりしてる』

涙目がまたその綺麗さを引き立てる。

思わず肩に腕を回して抱きしめたが抵抗が無かった…

ナンパでこういうのは慣れてるはずなのに凄く新鮮な気持ちとキスさせてもらえた喜びがこみ上げてくる。

何回も何回もキスをした。そのうち助手席の席を倒し胸まで揉みながらのキス…

でもなぜかそこから先ができない…いつもならできるのに。

『ごめん…ここまでやっておいてここから先が何故かできない…』

それでも怒らずに逆に『ありがとう』と笑顔で言われ複雑な奇妙な気分になっていた。

今思えばあの時の気持ちが一目惚れって言うんだと思う。

そのうちたいした会話じゃないのに時間だけが猛スピードで流れていき朝になった。

その子の帰る時間だ。

家のそばまで行きまた軽くキスした後の別れ際の一言。

『携帯番号も苗字も教えないから。またここに来てね』

その子はそういい残して家に帰っていった


0004.1-4(@俊彦(★))2004/05/21(金)22:17

車に向かってみたもののなんだか後ろめたく友達と女の子の顔を見ることができない。

運転中友達が『オレ帰るは』と言うので家まで送った。

オレはその子と話をしていない。公園での出来事があったけどどうしても話して謝りたかった。

結婚式で来ていたこの土地の事がよくわからないのでさっきの公園に戻らせてもらいその子を隣に乗せ話しをした。

ほんとに色々。初めて話しをしたのに凄く話しやすい。無理をしているのか…そう考えると罪悪感が一層強くなり謝った

『謝って許されないかもしれないけど知っていてこの公園に車を止めた』

『罪悪感は感じていたけどあいつは喧嘩が強くて誰も逆らえない』

言ってみて意外な回答が返ってきた

『大丈夫だよ♪なんもさせてないから』

笑顔で言っている。

それだけでも救われた。

本当に救われた。

そしてもっと話していたい…

時間はすでに2時を回っていて本当なら家に帰さなきゃいけないのに 話しをしている中でその子はオレに言ってくれた。

『朝帰っても大丈夫だから』

話す時間ができた。うれしかった。その時思ったのが『この子はいい子なのかな』

本当に色々話した。過去の話し。喧嘩の強い友達との話し。自分の仕事。住んでるトコの事や今の自分の環境。

それに答えて向こうも話しを色々してくれた。

前の彼との話し。さっきの公園での出来事。仕事の話し。仕事の話しなのに同業者だったため不思議と話しも弾んでいた。

その子の顔をふと見ると公園の明かりに照らされて、初めて見た病院の看板の明かりに照らされた顔になっていた。

幼さが残ってるんだけど可愛いくて整った綺麗な顔


0003.1-3(@俊彦(★))2004/05/21(金)20:55

女の子2人を送りオレの車の後ろにはそいつと可愛い子しか残っていない。

そこ曲がってここまっすぐ行ってくれ

言われるがままに車を走らせる。何時の間にか仲が良くなっている。それも当然で男友達は確かに顔がいい。

『始まったよ…』心の中でそう思いながら言われるがままに車を走らせてある公園に着いた

その公園の駐車場の片隅に車を止めた時友達がオレに一緒に外へ来いと言い出した。

『時間が欲しい。今からヤルから20分くれ。終わったらお前の車のクラクションを鳴らす』

人気の無い夜の公園に待たされたいらつき。可愛い子がヤリ捨てされるのを黙ってる罪悪感。それでも従うしかない情けなさ…

時間だけが流れて行く。暗闇で待たされてるから時間がとてつもなく長い…

クラクションが鳴った…


0002.1-2(@俊彦(★))2004/05/21(金)20:46

30分待っただろうか…隣の家から女の子が『家の手伝い終わったよ』と軟派した女2人に笑いながら近づいてくる。

看板の明かりに照らされた顔は幼いけど可愛くて整った綺麗な顔をしている。後ろに乗っている男2人が黙ってるはずが無い。当然軽く奪い合い

『オレ先にヤルからオレ終わったら好きにしろ』

その言葉を言った奴はそれまで結構場数を踏んでいてタイマンの喧嘩になったら勝てるはずが無い。

仕方なくオレももう一人も受け入れるしかなかった。

とりあえず外に出ていた女の子2人と加わった女の子を車に乗せカラオケへ向かった。

2時間も居たのかどうなのか…酒の入った男友達が2人で何か話し合っている。女の子達の歌声で何を話してるのかわからない。

何時の間にか居なくなっている男友達2人。

数分たって一人が帰ってきた。喧嘩の強いほうが。

そしてオレにそいつが言ったのは『あいつ帰ったから。あの子残して解散するべ』

帰る話しをして文句たらたら言う女達。当然少し街から離れたカラオケBOXで捨てて行かれても困るわけで家のそばまで車で送ることにした

狙いの子は最後に帰す話しをして…


0001.出会いの日(@俊彦(★))2004/05/21(金)20:33

友達の結婚式の帰り道だった。

連れが軟派をしたいと言いだしいつものように軟派をしていた。

飲み屋通りで次の日が休日という事もあり若い女の子で賑わっている。

なにげなく歩き出し最初にすれ違った女の子3人 とりあえず声をかけてみた。

話しの中で一人は『もう帰る』と言っていた。こっちの頭数は3人。

違う組に当たろうかと思った矢先一人の女の子が友達を呼ぶと言うので呼んでもらい頭数は揃った。

たいした可愛くも無い友達がたくらんでいるヤリ捨ての女。どうせいつもの事。

呼び出し中の女の子の家のそばに向かい、どこか見たことも無い個人病院の駐車場。今じゃ名前も覚えていない。ほんとに営業しているのか疑うような病院。駐車場の正面に設置されてる看板の周りだけが白く明るい。


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