わが愛しの回転寿司
この情けがわれわれ回転人にとっては致命的な間違いであることに気づくべきだった。
握っている人をよくよく観察してみると、まるでファーストフードの店かと思わせる制服を着込み、手にはビニール袋をすっぽりとかぶせた高校生が機械で作成されたご飯に寿司ネタを乗っけていたのであった。
その絵はまるで、ラジオでも作るかのような手順である。
わたしたちはその姿に仰天し、即座にこの店との決別を決心したのである。
どうやらファーストフードのような制服を着ているところはだめなのではないかと、いやでも頭にインプットさせられたのである。
この店にわたしたちはFランクを与えた。はやく忘れてしまいたい店である。
以上のように回転寿司屋さんにもおいしいところとそうでないところが当然ある。
せっかく日本に生まれたのだから、お寿司をできる限りたくさん食べよう。
まだ、わたしも研究しなければならないことが山のようにあるので、これからも毎週食べつづける必要があるのである。
(終わり)
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