さらばペーパームーン
現在、私の回転寿司を評価するポイントは大きく分けて6つある。
1番目はネタのおいしさ、2番目はシャリのおいしさ、3番目はネタの大きさ、あとは値段の安さ、種類の豊富さ、人の優しさと続く。
これらのポイントのバランスを完璧に取るのは非常に難しいことであり、回転寿司屋さんに限らず、普通の寿司屋さんでもうまくバランスが取れているとは言い難いことである。
これらのポイントを具体的にどう見て判断すれば良いのか説明していくことにしよう。
1番目はネタのおいしさであるが、これは普通の人が食べてみてもわかるものだと思われる。が、私のこだわりはすでに高いところへ行ってしまったのだ。
明かにネタが何日も前に切られ、冷凍されていたことがわかる店がある。このような店は高校生が手袋をして握っていることが多い。
この高校生は握ることしかできないのだ。つまり、誰かほかの人が切ったのだ。高校生を雇うくらい余剰人員がいないのだから、店の中枢部の人数もそれほど多くは無いはずだ。
そんな少人数であれだけ多くのネタをすぐに切れるわけがない。それゆえ冷凍庫のお世話になるのは必至であると言えるだろう。
冷凍されていたネタがなぜ駄目なのかと言うと、食べたことがある人はわかると思うが、やはり活きが無いのだ。
これには反論もあるかと思うが、そんな人は次の話を聞いていただきたい。
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